2022年5月5日

2階にリビングを配置

投稿者: select

注文住宅を建築する際に、家族が集まるリビングにこだわる人は多いと思います。最近増えているのが、2階にリビングを配置する間取りです。一般的な2階建て住宅だと1階にリビングを設置して2階に個室を設けることが多いのですが、2階をリビングにすることで得られるメリットは色々あります。

1.日当たりが良い
都心部などの住宅密集地では、近隣の建物が近いために日当たりが悪く1階部分には光があまり差し込まないということがあります。そういった時に2階をリビングにすると、明るさを確保することができます。また屋根から近いと屋根からの熱が伝わって温まりやすく、寒い冬でも温かく過ごせます。ただし、元々日当たりが良い立地だと、夏にリビングが暑くなり過ぎてしまうという場合もあるので注意が必要です。

2.周囲の視線が気にならない
道路に面している家の場合、通行する人に家の中が見られてしまうという心配があります。風通しを良くしたくて窓を開けておくと、音が外に漏れてしまったりもします。2階にリビングを配置すれば、そういった周囲の視線が気になりません。プライバシーを守りたい人に向いています。

3.間取りによっては家事が効率的
2階にリビングを配置して浴室や洗濯機など水回りを集めれば、ベランダに洗濯物を干せるので毎日の家事が効率的になります。1階に水回りがあって2階のベランダに干すとなると、洗濯の度に階段を上り下りする必要があります。ただし、買い物の際には荷物を持って2階まで上がらなければならないので、負担を感じることも考えられます。

2階リビングは、日当たりの良さを重視したい人に向いています。住宅密集地などとも相性が良く、プライバシーを確保したい時にも最適です。2階リビングのデメリットとしては、1階にリビングを設置するより割高になることが挙げられます。水回りの設備は重量があるので、2階に上げるとなると補強工事などが必要になるからです。